千葉市   「四国まるごと美術館」

千葉市

「四国まるごと美術館」 懐かしのアニメキャラ、四国4県88カ所でアート作品を展示

 

「ハクション大魔王」「タイムボカンシリーズ」など懐かしのアニメのキャラクターを使ったアート作品が四国4県の88カ所に展示されている。「四国まるごと美術館」と称したイベントで、アートを楽しみながら各地の観光名所を楽しめると人気だ。12月16日まで。

アニメ制作会社タツノコプロの協力を受け、大阪の広告会社が西日本豪雨の復興支援を兼ねて企画した。四国を周遊してもらおうと、八十八カ所霊場巡りに見立てた。

タツノコプロのアニメキャラクターをモチーフに、四国にゆかりのあるアーティストらが制作した絵画やオブジェを各県の名所に展示。作品の詳しい内容は伏せられ、現地に行かないと見られないようになっている。作品近くにあるQRコードをカメラで読み込んで作品を集めると、各種プレゼントに応募できる。

展示スポットの一つ、大鳴門橋の遊歩道「渦の道」(徳島県鳴門市)を訪れた友人同士の千葉市の中村ちづ子さん(62)と徳島市の小谷真由美さん(63)は、鳴門の渦潮とハクション大魔王が描かれたイラスト作品を見つけ「徳島らしくてすてき」と笑顔。「私たちの世代はマッハGoGoGoよね」と、懐かしのアニメの思い出話に花を咲かせていた。

ほかの主な展示スポットは、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市)、松山自動車道石鎚山サービスエリア(愛媛県西条市)、横山隆一記念まんが館(高知市)など。